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  • 執筆者の写真K

筋・筋膜4スパイラルライン

スパイラルライン(SL:Spiral Line)について


スパイラルラインSL
ムービングボディより

ラインとしては図のように

・頭蓋の一側(後頭骨/乳様突起/環椎/軸椎横突起)

・背中の正中線を通り反対側の肩へ(大小菱形筋/前鋸筋)

・体幹前面を斜めに横切る(内外腹斜筋)

・同側股関節(大腿筋膜張筋/腸脛靭帯)

・膝(前脛骨筋)から土踏まずへ

・下腿外側(長腓骨筋)

・大腿後面(大腿二頭筋)

・背中を上って頭に戻る(仙結節靭帯・脊柱起立筋)





螺旋のように身体に巻き付いている

ラインを順に追うと

一側の頭蓋 ➡ 背中の正中線 ➡ 対側の肩下方 ➡ 体幹前面 ➡ 体幹前面を斜めに横切り ➡ 頭蓋と同側の股関節外側 ➡ 大腿外側 ➡ 膝外側 ➡ 下腿前面 ➡ 土踏まず ➡ 下腿外側 ➡ 膝外側 ➡ 大腿後面 ➡ 骨盤後面 ➡ 背中を上がり ➡ 頭蓋へ戻る


運動に関して

・身体の回旋

姿勢に関して

・2重らせんなのですべての平面で脊柱の長さとバランスの維持を補助


骨盤の矯正するうえにおいても重要!

・上前腸骨棘ASISにおいて筋肉の力バランスを

SL、LL、DFL、SFLの筋膜ラインが関係しあっています。


ではこの筋膜ラインの筋がASISをどう変位させうるのか?

◆内上方へ      …   内腹斜筋

◆内後方へ      …   腹横筋

◆内下方へ      …   縫工筋

◆大腿内部へ     …   腸骨筋

◆外下方へ      …   大腿筋膜張筋

◆後下方へ      …   中殿筋

◆後上方へ      …   外腹斜筋      など


と骨盤にはたくさんの筋が付着しています。

それぞれの筋・筋膜がしっかりと機能して強調しバランスを保っていなければ、

簡単に骨盤は歪んでしまうことが容易に想像つくと思います。


最近よく 《骨盤矯正》 という言葉を耳にするようになりましたが、

筋肉からの視点だけでもこれだけの歪ませる要因があり、

その他にも様々な要素が複雑に入り組んで人間の身体を安定させている中心箇所です。


骨盤は身体の中心であるのでしっかりと安定し、かつしなやかに動ける身体でいつまでも輝けるためにもメンテナンスをしっかりとしていく必要があります。

見かけ上の骨盤矯正ではなく、機能面でも・・



SLは日常の歩く・走るにも重要な要素を含んでいる。

足部の機能異常もこの筋・筋膜異常から発生する可能性もある。

内側縦足弓    …  距骨を介して体重を支える役割

外側縦足弓    …  バランサーの役割

の役割があります。


内側障害では、扁平足傾向になれば、体重を支える緩衝作用は低下し、ランナーなどのスポーツでよくみられるシンスプリントにもなりやすかったり・・


外側障害では、仙腸関節と連結しているので腰痛であったり、

外側のラインなのでこれもランナーにみられる腸脛靭帯炎へ波及する可能性が高くなるでしょう。



このSLは生活やスポーツでの場面で歩く・走るといった基本的な動作から

骨盤の安定性や立位でのバランスなど

日常生活を快適に楽に動けるようにするために重要な機能に関わっています。


このラインをメンテナンスすると今よりもっと楽に動きやすい身体を手に入れられるかもしれませんね。

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